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有馬記念が終わり、新年を迎えると、フェブラリーステークス(G1/ダート1600m)までビッグレースがないことからも、日本競馬は春先までひと段落と考えるファンも少なくはないことでしょう。
しかし、近年では、1月末に開催される「ペガサスワールドカップ(G1/ダート1800m)」や、今回ご紹介させていただく、サウジアラビアはキングアブドゥルアジーズ競馬場にて2月の最終週に開催される「第3回サウジカップ(G1/ダート1800m)」といった「ドバイワールドカップへ向けた前哨戦」が、年々、その熱を帯びています。
レース名 | サウジカップ(Saudi Cup) |
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レース詳細 | 4歳以上混合/ダート1800m |
競馬場・コース | キングアブドゥルアジーズ競馬場/サウジアラビア・リヤド |
日程・時間 | 現地時間:2月26日(土)20時35分 日本時間:2月27日(日)2時35分 |
賞金 | 総額2000万米ドル(約22億円) 1着賞金:1000万米ドル(約11億円) |
優先出走権 | チャンピオンズカップ(日本G1)/ペガサスワールドカップ(米国G1) |
本ページでは、サウジカップの概要や注目の出走馬、気になる日本馬の情報からブックメーカーの予想など、様々な観点から皆様に本レースの見所をお届けいたします!
目次
2022年のサウジカップについてご紹介する前に、まずは昨年度の結果を振り返ってみましょう。
2回目の開催となった2021年。注目の中心は、無敗でG1レース2連勝中のシャーランタンや、前走のペガサスワールドカップまで4連勝を挙げていたニックスゴーをはじめ、5頭が遠征を敢行するアメリカ勢にありました。
対する欧州はフランスダービー馬、イギリス所属のミシュリフ。日本からは、G1レース3勝のチュウワウィザード。その他、地元勢、UAE勢、バーレーンからも参戦と、6か国もの調教馬が一堂に会する非常に国際色豊かなレースであったことも、非常に興味深いポイントです。
結果としては、前年、同日に開催された3歳馬限定戦のサウジダービー(G3/ダート1600m)において2着入線の実績を誇ったミシュリフが勝利。注目のシャーランタンは2着。日本のチュウワウィザードは9着の結果となりました。
2020年に国際競走として制定されたサウジカップですが、2021年10月5日にIFHA(国際競馬統括機関連盟)からサウジアラビアが『パート2国』に格上げされたことによって、2022年より『国際G1競走』として認定されることとなりました。
また、当日は『サウジカップデー』と銘打ち、サウジカップ以外にも以下のようなG3レースが開催され、これらも国際競走であるため、日本や世界中の馬たちが招待を受け、出走する可能性があります。
レース名 | ネオムターフカップ(The Neom Turf Cup) |
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レース詳細 | 4歳以上混合/芝2100m |
賞金 | 総額:150万米ドル(約1億7000万円) 1着賞金:90万米ドル(約1億円) |
レース名 | 1351ターフスプリント(1351Turf Sprint) |
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レース詳細 | 4歳以上混合/芝1351m |
賞金 | 総額:150万米ドル(約1億7000万円) 1着賞金:90万米ドル(約1億円) |
レース名 | レッドシーターフハンデキャップ(The RedSea Turf Handicap) |
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レース詳細 | 4歳以上混合/芝3000m |
賞金 | 総額:150万米ドル(約1億7000万円) 1着賞金:90万米ドル(約1億円) |
レース名 | サウジダービー(The Saudi Derby) |
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レース詳細 | 3歳混合/ダート1600m |
賞金 | 総額:150万米ドル(約1億7000万円) 1着賞金:90万米ドル(約1億円) |
レース名 | リヤドダートスプリント(Riyadh Dirt Sprint) |
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レース詳細 | 4歳以上混合/ダート1200m |
賞金 | 総額:150万米ドル(約1億7000万円) 1着賞金:90万米ドル(約1億円) |
芝、ダートそして、距離も問わず、非常に様々なレースが開催されますが、サウジカップと言うレースを語る上で、注目したいポイントは2点ほどあります。
それが「総賞金額」そして「馬場の特性」です。
サウジカップの名を世界中に轟かせるのに最も大きな役割を果たしたのは、その賞金額でしょう。
1着馬に与えられる1000万ドルもの大金は、長い間世界の最高額賞金レースとして名高かったドバイワールドカップ(1着賞金696万ドル)をもはるかに上回り、一躍、世界中のホースマンたちが夢見る舞台となりました。
ちなみに、2着で350万ドル(約4億円)が支払われ、これは日本の最高賞金額レースであるジャパンカップや有馬記念に匹敵。
5着入賞時に支払われる100万ドル(約1億1000万円)は、同時期に開催される日本のダートG1、フェブラリーステークス(G1/ダート1600m)の優勝賞金1億円よりも高く設定されており、今年の開催においても、フェブラリーステークスではなくサウジカップを目指す日本馬たちも少なくはないことが予想されます。
また、サウジカップへの招待を受諾すると、輸送費、滞在費といった諸経費を主催者側が負担してくれることもあり、賞金額含めそういったホスピタリティの充実と言った部分も、数多くの出走馬を集めている事に繋がっていることでしょう。
ちなみに、平常開催時の賞金額は、日本の地方競馬と同等の金額だそうで、地元のホースマンたちにとっても正に夢の舞台であるといえるでしょう。
今年で3年目となるサウジカップですが、その高額な賞金以外にもホースマンたちの間で大きな話題を呼んだポイントがありました。それが「馬場の特性」です。
例えば、第1回目ではミッドナイトビズー、第2回目の開催ではシャーラタンに騎乗し、ともに2着に入線したアメリカの伝説的ジョッキーのマイク・スミス騎手は「素晴らしい馬場のある見事な競馬場。砂の跳ね返りは少なく、馬にはとてもやさしいと思う」と絶賛。
シャーランタンを管理していたボブ・バファート調教師も同様に、馬へのダメージの少なさに注目し、賛辞を送っていました。
ダートの本場、アメリカ競馬の関係者だけでなく日本競馬のレジェンド、武豊騎手も2020年にサウジの馬場を経験し「ダートの質はすごくいい。オールウェザーに近い感覚で、キックバック(砂の跳ね返り)も少なくジョッキーにとってもいい」と、高い評価を下していました。
サウジカップが開催されるキング・アブドゥルアズィーズ競馬場の馬場には、純粋な砂だけでなく有機物も含まれており、それらが走りやすく、優しい馬場を形成。関係者たちの高い評価につながっていることでしょう。
それと同時に、欧州のランフランコ・デッドーリ騎手からは「芝を走る馬はキックバックがあると走るのを嫌がる。サウジのダートは芝馬も走りやすい」とのコメントもあり「完全なダートホースでなくともチャンスがある馬場」を産み出しています。
そのことを指し示すかのように、第1回開催こそ、当時のアメリカ競馬の中でも実力と経歴ともに大きな話題を呼んでいたマキシマムセキュリティが勝利をしましたが、第2回開催では前年のフランスダービー(G1/芝2100m)を制し、後にドバイシーマ(G1/芝2410m)や英インターナショナルステークス(G1/芝2050m)を制したイギリスのミシュリフが勝利。
ミシュリフは、2020年のサウジダービーにおいて、日本のフルフラットに続く2着入線を果たしていたことからもわかるように、芝レース中心の本場欧州の馬たちでも十二分に勝負になることを知らしめる結果となりました。
次に、競馬場の形状にも着目してみましょう。
綺麗なオーバル型をしている上に、高低差がほぼない平坦なキング・アブドゥルアズィーズ競馬場。一方で、コーナー角はややキツイことを考えると、タイプ的にはアメリカの競馬場に似ているといえるでしょう。コーナーが苦手な馬にとっては、あまり良い舞台とは言えません。
ただ「スピードよりも安全面に配慮している」とも語られるその馬場によって、タイム的にはアメリカと比較すると1秒以上かかる、いわゆる「足抜きの悪い馬場」ともいえます。その為、スピードだけでなくある程度パワーも要するというのもポイントとなります。
グレード競走への格上げや、欧州馬であっても結果を残せるとわかっただけに、例年以上に注目度が増しそうなサウジカップ。その傾向は『登録馬152頭』というとてつもない数字にも表れていることでしょう。
本ページでは、有力出走馬やブックメーカーオッズなどから紐解く見解やライターの予想をお伝えいたします!
ここからは、2022年サウジカップに出走を予定している日本馬や有力馬の情報をご紹介いたします。ちなみに今年は、6か国から14頭。その内、11頭がG1ホースという非常に豪華な面々が顔を揃えました!
まずご紹介するのは2021年度のJRA最優秀ダート馬に選出されたテーオーケインズです。
一昔前のホッコータルマエやコパノリッキーらが躍動していた時代に比べると、昨今のダート路線は正に『群雄割拠』と呼べる状況下にありましたが、昨年末に開催されたチャンピオンズカップ(G1/ダート1800m)においてテーオーケインズが見せたその圧巻のパフォーマンスは「新時代の到来」を予感させるのに十分なものでした。
日本に残り、フェブラリーステークス(G1/ダート1600m)へ駒を進める国内の王道路線を選択せずに、サウジ遠征を敢行。通算5勝を挙げている得意距離の1800mだけに、好走が期待されます。
昨年、日本競馬界において大きな話題を呼んだニュースと言えば「日本馬によるアメリカブリーダーズカップ制覇」だったことでしょう。
フィリー&メアリーターフを制したラヴズオンリーユーもさることながら、マルシュロレーヌは「史上初となる北米調教馬以外のブリーダーズカップディスタフ制覇」の偉業を成し遂げ、日本競馬のみならず世界競馬の歴史に名を刻むこととなりました。
牝馬限定戦であったことや、レースがかなりのハイペースになり、後方に居たマルシュロレーヌに展開が向いたこともあったかもしれませんが、海外遠征で結果をしっかり残しているという点は好材料。
くわえて、サウジカップが開催される馬場の砂は、2021年のブリーダーズカップが開催された「デルマーの砂に近いものがベース」とも設計者が語っているだけに、人気こそあまりありませんが、面白い存在になるやもしれません。
引退レースとなるサウジカップで、もう一つ大きな勲章を手にすることが出来れば、こちらもまた日本競馬史に残る大きな偉業となります。鞍上も、名手クリストフ・スミヨン騎手を確保するなど、色気は十分です。
今年に入って早々、アメリカの競馬関係者、そして、ファンたちの関心はとあるレースに1点集中していました。
それが、1月29日にガルフストリームパーク競馬場にて開催された「ペガサスワールドカップ(G1/ダート1800m)」にて実現した、現役アメリカ最強ダートホース2頭の激突です。
昨年のペガサスワールドカップ覇者にして、2020年のブリーダーズカップダートマイル(G1/ダート1600m)。そして、2021年にはブリーダーズカップクラシック(G1/ダート2000m)の『2階級制覇』を成し遂げた、ニックスゴー。
対するは、重賞4勝を挙げ、2021年のブリーダーズカップダートマイルでは、唯一の3歳馬ながら圧倒的1番人気に応え、5馬身差以上の完勝を見せたライフイズグッド。
この2頭が、今年のペガサスワールドカップで激突。しかも、ニックスゴーはこのレースで引退を表明。
最後の最後に訪れた、ビッグイベントに、胸躍らない競馬ファンはいなかったことでしょう。両頭の単勝オッズがライフイズグッドが1.80倍、ニックスゴーが1.90倍とかなり競っていたことからも、どちらが勝つか誰も予想がつかないことを表していました。
しかし、ふたを開けてみれば、スタートからゴールまでライフイズグッドは他馬に影を踏ませることなく圧倒的レース内容で逃げ切り。ニックスゴーも最後は良く伸びましたが3馬身離された2着入線となりました。
これで、サウジカップの優先出走権を手にしただけでなく、現役アメリカ馬最強の名も手に入れることとなったライフイズグッド。舞台はアメリカから世界へ、サウジカップでもその遺憾ないスピード能力を発揮することが出来るでしょうか。
その莫大な賞金と、国際G1に昇格したこと以外でサウジカップの注目度を引き上げるのに一番貢献したのは、昨年の覇者、ミシュリフの存在かも知れません。
時期的にも、開催場所的にもドバイの前哨戦として非常に良いタイミングであることにくわえ「ダートで施行されてはいるが、欧州馬でも十分勝負になる」という事実は、欧州のホースマンたちにとっても大きな意味を持つ1勝だったことでしょう。
実際にミシュリフは、昨年のサウジカップ後のドバイシーマクラシック(G1/芝2400m)も勝利。この2戦で15億もの賞金を稼ぎ出しました。今年も、昨年と同じくイギリスチャンピオンステークス(G1/芝1990m)からの直行ローテーション。
前走は4着に破れていますが、昨年もイギリスチャンピオンステークス自体は8着に敗れていることから、そこまで気に留めることもないのでしょうか。適性面は既に十二分にわかっているだけに、後は調整がうまくいくかどうかでしょう。
ライフイズグッドVSニックスゴーの頂上決戦に沸いた年明けのアメリカ競馬でしたが、実はもう1頭、今後の飛躍が非常に楽しみな馬がいます。
それが、昨年のケンタッキーダービー(G1/ダート2000m)において、2着入線(後に、1着入線のメディーナスピリットが薬物による失格により、1着に繰り上げ)の実績を持つ、マンダルーンです。
大激戦そして、さまざまな意味で話題を呼んだ2021年のケンタッキーダービーでしたが、その後、上位勢で最も順調な成長を遂げたのは、マンダルーンであるといえます。
リステッド競走での勝利を挟んで挑んだハスケルステークス(G1/ダート1800m)では、1位入線を果たしたホットロッドチャーリーの進路妨害が認められ繰り上げで1着に。最後までホットロッドチャーリーと競り合ってのハナ差入線だったことを考えると、ファンとしても十二分に納得のいく勝ち上がりでしょう。
そして迎えた年明け初戦のルイジアナステークス(G3/ダート1700m)では、3歳クラシック路線で3度の2着入線を誇り、その非凡な才能を見せ続けていたミッドナイトバーボンを下し、3連勝を飾りました。
同世代の並み居るライバルたちとしっかり決着をつけた上で臨むサウジカップ。アメリカ競馬界に新たなニューヒーロー誕生となるでしょうか。
その他、フランスから遠征のシリウェイや、G1戦線で安定した結果を残し続けているアメリカのミッドナイトバーボンらも注目の存在です!
ここからは『ウィリアムヒル(WilliamHILL)』そして『ベット365(Bet365)』の人気ブックメーカー2社が発表しているオッズを参考に、サウジカップに対してブックメーカーサイドがどのような順位付けを行っているのかを確認していきましょう。
現在の世界ダート路線において最注目ともいえたライフイズグッドの回避は非常に残念ではありますが、ブックメーカーのオッズ的には混戦模様になった分一気に”美味しく”なった様相も呈しています。
画像左が『ウィリアムヒル』。画像右が『ベット365』のオッズです。
上位陣の順序付けは両ブックメーカーともに「ミシュリフ⇒マンダルーン⇒テーオーケインズ」の並びですが、オッズの部分を見てみると、2つのブックメーカーの評価に違いがあることがわかります。
ウィリアムヒルのオッズは「順序こそついているもののわりと混線である」といったオッズ付けなのに対し、ベット365側は「ミシュリフを高く評価している分、他2頭はやや甘めのオッズ」に。
ただ、基本的に現時点ではこの3頭へベットする場合、ウィリアムヒルでベットする方が良いオッズにありつけそうではあります。ベット365のミシュリフに対する評価の高さは要チェックといったところでしょう。
もう1頭気になるのは、引退レースとなるマルシュロレーヌの評価。こちらは、ウィリアムヒルが15.00倍なのに対し、ベット365は13.00倍とそこまで大きな差はありません。両ブックメーカーともに9~10番目の中穴評価となっています。
今回、オッズ傾向的に最も注目したいのはイギリス、フランス、UAEの3ヵ国で重賞連勝中のリアルワールド(Real World)の評価でしょう。ウィリアムヒルでは13.00倍で8番目の評価なのに対し、ベット365では他2頭と同倍率とはいえ9.00倍で4番目タイ。
先ほどのミシュリフと同じように「ウィリアムヒルと比較するとベット365側は高く評価している1頭」であるため、要注目です!
ここからは、本記事を作成したライターの予想をご紹介します。
あくまで参考程度にどうぞ!
3月末のドバイミーティングのみならず、今年の世界競馬を占う上でも重要な1戦となるサウジカップ。ライフイズビューティフルが出走していたら……と、ちょっと考えずにはいられませんが、ミシュリフに対抗しうる存在がちょっと見当たらないというのが正直な感想です。
昨年のサウジカップからの活躍は言わずもがな。前走から間隔があいてはいますが、イギリスチャンピオンステークス⇒サウジカップのローテーションは昨年と同一のものですし、今年の1月ごろには陣営から順調である旨も報告。
昨年の対戦メンバーと比較しても今年のメンバーが強くなった印象もあまり受けませんし、素直にミシュリフから行くのが良いかなと思います。
対抗もオッズ上位のマンダルーン。
入れ替わりの激しかった昨年のアメリカクラシック路線において、順調に結果を残して成長し続けてきたのは好材料。2021年度のBCクラシックでは、マンダルーン自身が出走してはいなかったものの、3歳馬が2着、3着、4着入線と、世代のレベルも決して低くはないことも考えれば、逆転候補の筆頭はこの馬になるでしょう。
日本からの遠征勢ならやはりテーオーケインズ。
チャンピオンズカップでの勝ち方はこの馬の強さを感じるのに十二分なものではありますが、現状の日本競馬のダート路線のレベルがどれほどのものかの判断はやや難しいところもあり、今回のサウジカップで前走のパフォーマンスが本物か否かが判明しそうな雰囲気。3~4番手くらいの評価にしたいところです。
以下、5連勝中のリアルワールド、アメリカG1路線で好走を続けるミッドナイトバーボン。さらにシリウェイあたりまで見ておきたいところでしょうか。
マルシュロレーヌは好走実績が牝馬限定戦に偏っていることからも、今回はやや分が悪いのではないかなと考えます。
ミシュリフ
ミシュリフ⇒マンダルーン/テーオーケインズ/ミッドナイトバーボン
ミシュリフ⇒マンダルーン/テーオーケインズ/ミッドナイトバーボン⇒マンダルーン/テーオーケインズ/ミッドナイトバーボン/リアルワールド/シリウェイ
調整ミスやアクシデントなどでミシュリフが3着以内を外すのはちょっと考えづらいところ。
イーチウェイなどもベットし、保険を掛けるのもいいかもしれません。
グリーンチャンネル
「ALL IN LINE 世界の競馬 2022サウジカップデー中継(第一部)」
放送日:2月26日(土曜日)
放送日時:21時30分から23時30分
「ALL IN LINE 世界の競馬 2022サウジカップデー中継(第二部)」
放送日:2月26日(土曜日)
放送日時:25時00分から27時00分
※スカパー!(BS・CS・光)、J:COM、CNCiグループ(一部を除く)において初回無料放送が行われます。ひかりTV、auひかりでは無料放送は実施されません。
※サウジカップは第二部の放送となります。
グリーンチャンネルWEB
「ALL IN LINE 世界の競馬 2022サウジカップデー中継(第一部)」
放送日:2月26日(土曜日)
放送日時:21時30分から23時30分
「ALL IN LINE 世界の競馬 2022サウジカップデー中継(第二部)」
放送日:2月26日(土曜日)
放送日時:25時00分から27時00分
※サウジダービーに関しては無料で配信されます。また、サウジカップは第二部での放送になります。
2月26日土曜日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場にて第3回サウジカップ(G1/ダート1800m)が開催されました。世界最高賞金額レースに、各国から野心あふれる陣営が多数参戦。日本からも、昨年のチャンピオンズカップ(G1/1800m)を制したテーオーケインズや、日本調教馬初のブリーダーズカップ制覇を成し遂げたマルシュロレーヌら2頭が参戦。また、全体の大きな注目は、昨年の同レース覇者ミシュリフの連覇なるかという部分にも集まっていました。
レースは、スタート直後にUAEの9歳馬シークレットアンビションがすんなりとハナに立つと、激しい先行争いもなくそのままよどみのない展開へ。ただ最終コーナーの地点で中団、後方勢はほとんどスローダウン。シークレットアンビションの後ろに位置していた馬たちの激しい直線でのたたき合いが始まりました。
先に抜け出したのはアメリカのカントリーグラマーとミッドナイトバーボンの2頭。激しくたたき合いもがきあう2頭の決着になるかと思われていた残り200m。外から豪快に差し脚を伸ばしてきたのが、戦前はブックメーカーでもブービー人気に挙げられていた地元のエンブレムロード。残り100mでミッドナイトバーボン。残り50mでカントリーグラマーと1頭ずつ確実に仕留め、地元勢初となるサウジカップ優勝の栄誉を手にしました。タイムは1.50.52。
1/2馬身差の2着入線に最後まで抵抗を見せたカントリーグラマー。1.1/2馬身差の3着にはサウジの地でも好走を見せたミッドナイトバーボンが入線。かなり波乱の決着となりました。
日本勢はマルシュロレーヌの6着入線が最先着。テーオーケインズは8着に。また、ブックメーカーで注目を集めていたアメリカのマンダルーンが9着。そして1番手評価に推されていたミシュリフは、まさかの14着に敗れ去りました。
2着馬や3着馬はアメリカ産のアメリカ調教馬。そして勝利したエンブレムロードも、生産はアメリカ。ダートレースの本場としての意地を見せる結果となりました。また、ミッドナイトバーボン、カントリーグラマーの陣営は、3月末のドバイミーティングへの遠征も表明。1か月後が楽しみですね!
2018年よりウェブライターとして活動をスタートし、2021年より、ブックメーカーズでもライターとしてお世話になっています。当サイト以外では、複数の大手ブックメーカーやオンラインカジノの公式ライターも兼任中です。
好きなブックのベットは『政治』と『競馬』!
わかりやすくて面白いをモットーに、皆様に少しでもブックメーカーの魅力がお伝えできれば幸いです!