ブックメーカーのアービトラージや両建てとは?禁止・規制の有無やメリット/デメリットを解説
更新:2025年03月26日

ブックメーカーにおける『アービトラージ(両建て)』はブックメーカーごとのオッズ差を利用して「理論上絶対に儲かる状況」を作り出し、儲けを出す必勝法、攻略法ですが、非常に大きなリスクやデメリットが伴います。
この記事では、ブックメーカーでのアービトラージのやり方の概要や、なぜリスクが伴うかの解説します。
さらに、ブックメーカーで唯一、アービトラージを歓迎しているブックメーカー『ピナクル(Pinnacle)』の詳細についてお伝えします!
ピナクルではアービトラージ用の計算機を提供しているのでアービトラージをしたい時はぜひ活用してみてください。
目次
ブックメーカーにおけるアービトラージや両建てとは?
ブックメーカーにおける『アービトラージ』とは、賭けるタイミングやブックメーカーごとが発表しているオッズの差異を利用し「特定のオッズ両方に賭けて、どちらが的中しても儲かるように配分するベット手法」のひとつです。
別名、スポーツアービトラージや、シェアベットとも呼ばれています。

例えば、ブックメーカーAとブックメーカーBが、とあるサッカーの試合のオッズ「青チーム VS 赤チーム」を発表していたとします。
ブックメーカーAとブックメーカーBが「青チーム VS 赤チーム」に付したオッズ
ブックメーカーA:青チーム勝利 2.15倍 VS 赤チーム勝利1.80倍
ブックメーカーB:青チーム勝利 1.90倍 VS 赤チーム勝利2.10倍
オッズを比較してみると、ブックメーカーAとブックメーカーBで、微妙にオッズ差が生まれていますよね?
この時「ブックメーカーAでは青チームの勝利にベッティングし、ブックメーカーBでは赤チームの勝利に配分してベットを行うこと」を『アービトラージ』や『両建て』といいます!
実際に10000円を配分してベットしてみる
ブックメーカーAで、青チーム勝利に10,000円ベット:10,000円 × 2.15倍=21,500円
ブックメーカーBで、赤チーム勝利に10,000円ベット:10,000円 × 2.10倍=21,000円
ご覧のように、どちらが勝利してもプラス収支。これが「理論上絶対に儲かる方法」と呼ばれる、ブックメーカーのアービトラージの仕組みとなります。
ちなみに、ブックメーカーAとブックメーカーBのオッズを見た際「わざわざ2つのブックメーカーを利用せずとも、ブックメーカーAで両方に賭ければいいのでは?」と思った方!
残念ながらその方法は、一部のブックメーカーを除いて違反行為となります。詳細は以下をご確認ください!
アービトラージは実際に儲かるのか?
アービトラージの概要はおわかりいただけたか思いますが、気になるのは「アービトラージって実際に儲かるの?」という点ではないでしょうか?
確かに、金銭的な収益は上げることが出来ます。ですがそれ以上に手間や労力といったデメリットやリスクが大きいため、はっきりいっておすすめしません。
アービトラージや両建てをおすすめしない4つの理由
ここからは、アービトラージや両建てをおすすめしない4つの理由を解説していきます!
1.資金管理が困難
アービトラージをおすすめしない1つ目の理由が「資金管理が困難である」という点です。
そもそもアービトラージは、2~3のブックメーカーだけで行えるものではなく、少なくとも10~20サイトものブックメーカーに登録し、各サイトのオッズを確認する必要があります。
そのため、いくつものサイトに入金するための元手が必要であるだけでなく、「どのサイトにいくら入金してあるか」「どれだけ入金すべきか」など資金管理にも、かなりの労力と時間が必要となります。
2.儲かる金額はごくわずか
アービトラージをおすすめしない2つ目の理由が「儲かる金額がごくわずか」という点です。
同一のベッティング対象であったとしても、ブックメーカーによってオッズの差異は確かに発生しますが、アービトラージの対象となるような結果が2~3個のみのベッティング対象の場合、大幅にオッズが乖離することはほぼありません。儲けとしてはベット額の1~2%あればいい方です。
さらに、ブックメーカーごとに「ベット上限(設定された金額以上賭けられない)」が設定されていることが多く、アービトラージを見つけたとしても、大きくベットするのが難しい場合もあります。
3.ブックメーカーの規制対象となる場合がある
アービトラージをおすすめしない3つ目の理由が「ブックメーカー側から規制される可能性がある」という点です。
ブックメーカー側がアービトラージ可能なオッズであると察知すれば、ベット額の上限が設定されてしまったり、アービトラージを禁止しているブックメーカーで常習化がバレてしまえば、最悪の場合アカウント規制などを行われる可能性があります。
また、アービトラージであることを認識されなかったとしても、ブックメーカーは「勝ちすぎているユーザーへのベット上限規制」を行う可能性があります。詳しくは、以下の記事もあわせてご確認ください!
4.アービトラージを成立させるのに時間を要する
アービトラージをおすすめしない4つ目の理由が「アービトラージを成立させるのに時間を要する」という点です。正直、これが最も大きなおすすめしない理由となります。
成立するベッティング対象を見つけるためには多くのブックメーカーに登録し、確認する必要があります。さらに煩雑な資金管理も行わなければなりません。
そして、これらに時間を割いて手にすることができるのは、ベット額のほんの数パーセントにすぎません。
それでいて、ブックメーカー側から規制されるリスクもある訳ですから、正直割に合わないというのが現実です。
ブックメーカーのアービトラージを可能にするツール・ソフトもある
アービトラージが成立するベッティング対象を人力で探し、利益を上げるのは、多くの労力と時間が必要ですが、一方で自動でアービトラージのオッズを探し出す自動ツールも数多くリリースされています。
こういったツールは無料・有料などさまざま存在しますが、信頼性に賭けるものが多く、詐欺的な欠陥商品も存在します。
また、ブックメーカーのアービトラージに利用できるツールは、高額な利用料(ツールにより月額1〜2万円程度)がかかります。アービトラージの利益とリスクを考えると、決して割りに合う金額ではないでしょう。
ローリスクでアービトラージをする唯一の方法『ピナクル(Pinnacle)』

リスクやデメリットを理解したうえで、それでも「理論上絶対に儲かる方法」なのであれば、アービトラージをやりたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方に是非お勧めしたいブックメーカーが、アービトラージ容認を公言している『ピナクル(Pinnacle)』です!

先ほどもご紹介しましたが、多くのブックメーカーにおいて、アービトラージや両建ては認められていません。これらの行為が発覚すると、アカウント凍結・出金規制などを受ける可能性がありますが、ピナクルはアービトラージ容認を公式で明言しています。
しかも公式でアービトラージのオッズに対する金額の割り振りや、実際の収益がわかるツール「Arbitrage Calculator」を、ユーザーに向けて無料で提供。容認どころか推奨しているレベルです。
また、ベット額の上限も非常に高いうえに、儲けすぎによるベット規制をされることもありません。つまり、アービトラージを利用してどれだけ儲けを出したとしてもOKということなんです!
ただし、ピナクル側がアービトラージOKでも、もう一方のブックメーカーがNGであれば、もう一方側は規制対象になる可能性がありますので、その点はくれぐれもご注意ください!
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アービトラージに役立つ無料&有料ツール紹介
アービトラージは「見つける」「計算する」「即時で賭ける」のスピード勝負。こうした工程を効率化してくれるツールを使えば、収益チャンスを見逃さずに済みます。特に初心者にとっては、ツールの活用が成功の鍵を握るとも言えるでしょう。ここでは、実際に活用されている無料・有料の代表的なツールを紹介します。
オッズ比較ツールでチャンスを見つける
- OddsPortal(無料)
⇒ 世界中の主要ブックメーカーのオッズを一覧表示。シンプルで使いやすく、初学者にもおすすめ。 - SureBet.com(一部有料)
⇒ オッズ差をリアルタイムで抽出し、「今すぐ賭けるべき組み合わせ」を明示してくれるのが特徴。
アービ計算機で賭け金を正確に分配
- Arbitrage Calculator by RebelBetting(無料)
⇒ 2つのオッズと片方のベット額を入れるだけで、もう一方の最適額・利益率を即計算。 - BetOnValue Calculator(無料)
⇒ 細かく利益や変化リスクも分析可能。
アービトラージ速報を通知してくれる有料サイト
- RebelBetting(有料/無料トライアルあり)
⇒ アービ案件を自動抽出・通知。初心者向けインターフェースで安心。AI最適化機能も搭載。 - Betslayer(有料)
⇒ 即時通知機能が強力。同時に複数のリーグ・市場を監視。月額£14〜。
アカウント凍結を避けるために気をつけたいこと
ブックメーカーでアービトラージを行う上で、最も大きなリスクが「アカウント凍結」や「出金拒否」です。違法行為ではないにもかかわらず、なぜそのような事態になるのか? その背景には「ブックメーカーの運営側の都合」と「AIによる行動分析」があります。
ここでは、凍結されやすい典型パターンと、予防策を紹介します。
ベット額やタイミングで怪しまれないコツ
常に最大ベット額を賭ける/数秒おきにオッズを監視する/特定のマーケットにしか賭けない──こうした「機械的すぎる行動」は、AIに検知されやすく、制限の対象になります。
「ベット額にムラを出す」「たまには遊びで単発ベットを入れる」など、人間らしい使い方を演出することも、リスク回避のひとつです。
同一IPや複数アカウントのリスク
家族や友人と同じWi-Fi環境でログインすると、IPアドレスの一致から「マルチアカウント」と判定される場合があります。また、VPNやProxyを使っても不自然な接続ログが残り、審査対象となることがあります。
KYC情報の提出と注意点
出金前には多くのブックメーカーでKYC(本人確認)が必須です。住所やID、入出金元の名義が一致していないと、出金拒否のリスクがあります。書類不備や虚偽申告はアカウント凍結の直接要因になりますので、事前に準備しておくと安心です。
初心者向けアービトラージ実践ステップ
アービトラージという手法を知っていても、実際にやってみようとすると「何から始めればいいの?」と迷う人も多いはずです。ここでは、完全初心者でもリスクを抑えて始められるよう、準備・実践・注意点のステップをわかりやすく整理しました。
ステップ1:信頼できるブックメーカーに登録する
まずは2つ以上の信頼できるブックメーカーにアカウントを作成します。おすすめは「アービトラージ容認」のピナクル(Pinnacle)です。
ステップ2:オッズ比較サイトでチャンスを探す
OddsPortalやRebelBettingなどのツールを使って、オッズ差が出ている試合を探します。マーケット(例:勝敗、ハンデ、オーバー/アンダー)の種類が両方で一致していることを必ず確認してください。
ステップ3:アービトラージ計算機でベット額を確認
RebelBettingの計算機に、オッズと片方の賭け金を入力すれば、もう一方にいくら賭けるべきかが自動で算出されます。利益率(ROI)も即表示されます。
ステップ4:素早く両方にベットする
オッズは秒単位で変動するため、片方に賭けている間にもう一方のオッズが変わる「アービ崩れ」が発生しがちです。操作を同時並行で行う練習が必要です。まずは少額で始め、数秒以内に両方の賭けを完了させるトレーニングを積みましょう。
マルチアカウントや不正アクセスによるアカBAN事例
「もっと稼ぎたい」「制限されないために複数口座を使いたい」──そうした動機で、規約違反に手を出してしまう人もいます。しかし、ブックメーカーはこれらの行動を非常に厳しく監視しており、発覚すればアカウント凍結や資金没収といった処分を受けるリスクがあります。
実際に起きたアカウント停止の報告
SNSや掲示板では「アカウントが急に凍結された」「出金を拒否された」といった声が多く見られます。よくある原因には以下のようなものがあります:
- VPNを使って複数アカウントにログイン
- 家族や友人名義のアカウントを代用
- アービ専用口座を複数同時運用
- 住所・身分証の偽装登録
一度でも規約違反が疑われると、勝ち金の没収やKYC拒否など深刻な対応を受けることがあります。
安全に長期運用するためのコツ
- 1人1アカウントの原則を守る
- ログイン環境を固定(IP・デバイスを統一)
- 賭け履歴に自然さを出す(たまに遊びベット)
- 一度に大金を出金せず、定期的な少額出金にする
KYC書類は利益が出てからではなく、事前に提出しておくとトラブルを回避しやすくなります。
アービトラージは自己責任&リスクを理解したうえで!
本記事では、ブックメーカーのアービトラージについて解説させていただきました。
仕組み自体はシンプルな攻略法ですが、リターンに対してリスクやデメリットを考えると、やはりオススメできるベット方法ではないなというのが正直なところです。
それでもチャレンジしたい場合は、ブックメーカーの利用規約をしっかりと理解し、アービトラージが禁止行為に抵触しないことを確認したうえで行うようにしてください。
何度も言いますが、当サイトとしては非推奨のベット方法です。
アービトラージを行う際はくれぐれも、自己責任&リスクを理解したうえでご利用ください。
ブックメーカー利用の際の注意点
ブックメーカーを利用するなら必ず知っておいてほしい注意点や、お得な活用術についてご説明します。
覚えておきたいスポーツ賭けのルール
スポーツベットを楽しむ上で、知っておいて損をしないルールについてご説明します。
ブックメーカーに関するよくあるご質問

ブックメーカー内部の海外オフィスでマーケティング担当として働いておりました。業界歴10年ほど
KYC、カスタマーサポート、アフィリエイト、クリエイティブ関連、セキュリティ部署との連携など一通りの業務を経験しております。
ここ5年ほど日々ユーザーさんとブックメーカーの橋渡し業務やライティングを行なっています。
得意分野はブックメーカーの規制、出金制限など、ブックメーカーの内部ルールに関わるところです。
より良い形でブックメーカーとスポーツベッティングの楽しさを広めるために日々ブックメーカーズでの業務に励んでおります。
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