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ブックメーカー投資は詐欺?危険な情報商材や勧誘の手口/見抜き方を紹介

更新:2024年10月25日

ブックメーカー詐欺にご注意!元詐欺師を直撃した

ブックメーカーについて調べると必ず出てくるのが、ブックメーカー副業やブックメーカー情報商材といったキーワードです。

ただ、ブックメーカーの副業や情報商材は悪質な詐欺である可能性があるため注意が必要です。

この記事では、ブックメーカーの名を利用した悪質や詐欺の実際例や、元予想情報商材販売者の方に聞いたインタビュー、実際に詐欺被害に遭ってしまった場合の対処法について解説します。

ブックメーカーは投資や副業、情報商材のターゲットになりやすい!

ブックメーカーについての情報収集や、ただSNSを眺めているだけでも……

  • 必見!絶対儲かる投資方法!
  • 勝率95%!驚異の副業『ブックメーカー』をお教えします!

こんな広告や記事を見かけること、ありませんか?

ツイッター画面

これらはブックメーカー情報商材、副業、勧誘と呼ばれ「ブックメーカーを利用した搾取詐欺」である可能性が非常に高く、場合によってはかなり高額な金銭を要求される場合もあり、昨今では20代の若者を中心に被害者が急増。社会問題のひとつとしても扱われています。

そもそもブックメーカー自体に危険性はないのか?

ブックメーカーと聞くと「危ないかも?」と考える方もいるかもしれませんが、海外では国が合法として認めているサービスで、政府が発行する賭博のライセンスを所有していなければ運営する事ができません。

当サイトではライセンスをしっかりと取得し、各国の法の下で健全に運営されているブックメーカーのみをご紹介しています!

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違法、合法、安全性などに関しては、以下の記事でかなり詳しく紹介しています。

日本からブックメーカーを利用するのは違法?現在の状況や問題ない場合も紹介
この記事では、ブックメーカーが違法か合法かについて解説します オンラインカジノに関連するニュースが多いなかで、ブックメーカー(スポーツベット)も日本から賭けるのは違法なのか、合法なのかについて紹介していきます。 目次1 日本の法律ではブックメーカーを利用するのは違法なのか?2 ブックメーカー自体は違法ではない3 国外在…

ブックメーカーを利用した詐欺や勧誘について

それでは、本題のブックメーカーを利用した詐欺や勧誘に戻しましょう。

上でもお伝えしたように、ブックメーカーに自体に危険性はありませんが、ブックメーカーというサービスやその特性を悪用し、詐欺や情報商材を売りつけようとしてくる人や業者は、残念ながら少なくありません。

ブックメーカー詐欺にはどんな種類がある?

今現在、ブックメーカーにおける詐欺の種類を大きく分類すると、以下の4つとなります。

  • 予想師、コンサル系
  • 情報提供系
  • 教材・攻略法系
  • ツール販売系
  • コンサル・マルチ勧誘・セミナー勧誘系

「情報提供」はその名の通り「いいベット対象があるので○○万円で情報を買わないか?」といった、かなり古くから存在する情報商材であり「教材・攻略法系」も同様に、ブックメーカーのベットの仕方や購入方法についての教材を販売しています。

「ツール販売系」は、ツールを利用してベットを行うことで「ブックメーカーで資産運用!」や「ブックメーカーで副業!」などと題することが多いようです。買いきりや月額で費用を請求してきます。

一番厄介であり、現在問題となっているのが「コンサル・マルチ(ねずみ講)勧誘・セミナー系勧誘」。

インターネットやSNSの普及によって知らない人同士や、知人同士でも簡単にやり取りが行えるようになった結果、ブックメーカーのみならず、この手の詐欺が急増しました。

何故ブックメーカーは詐欺の対象にされやすいのか?

何故近年になってブックメーカー関連の詐欺が増えたのでしょうか?このことは、ブックメーカーの特徴や良いところを挙げていくと非常によくわかります。

・スマホ一台あれば誰でも簡単に行える

・世界各国の人々がブックメーカーを楽しんでいる

・膨大なベット対象と24時間いつでもプレイできる環境

・還元率やオッズ方式などから収益を上げやすい

つまり「誰でも手軽、しかも儲けるタイミングがたくさんある上に、他のギャンブルよりも収益が上げやすい」ということです。また、取り扱っているものが競馬などと比較すると、ギャンブル感の薄いスポーツベッティングであり、若年層や女性にクリーンなイメージを持たれやすい点も、ポイントとなっています。

ブックメーカー勧誘・詐欺の具体的な手口や方法

情報提供系

情報提供系は、試合の予想や賭け方を情報としてそのまま販売する、ブックメーカーに限らずギャンブルコンテンツで最も多い手口です。

儲かる可能性が極めて高い試合、レースの情報を教える代わりに、情報料をもらうといった、主に競馬や競輪で昔からある情報商材であり、最近は、オンライン上で広告を出すような業者も増加しました。

1回の賭けごとに情報を売るケースや、月額制で情報を提供するタイプなど、料金体系や金額も様々。中には、月額制や定額制である事をアピールしているにもかかわらず「勝負度合いが高い情報だから」などと、さらに情報料を請求してくるようなケースもあります。

近年はnoteやライン公式アカウント、Discordなどでグループを作った上で情報提供をしているグループもあります。

教材・攻略法系

教材・攻略法系は、「ブックメーカーで儲けるベットの方法や必勝法」など、教材や動画の販売を行う手口です。

このタイプのブックメーカー商材で良く販売されているのがアービトラージ(両建て)。ブックメーカーにおいて、アービトラージは確かに収益を上げられる方法の1つです。

ブックメーカーのアービトラージや両建てとは?禁止・規制の有無やメリット/デメリットを解説
ブックメーカーにおける『アービトラージ(両建て)』はブックメーカーごとのオッズ差を利用して「理論上絶対に儲かる状況」を作り出し、儲けを出す必勝法、攻略法ですが、非常に大きなリスクやデメリットが伴います。 この記事では、ブックメーカーでのアービトラージのやり方の概要や、なぜリスクが伴うかの解説します。 さらに、ブックメー…

当サイトにも、アービトラージの概要からやり方、メリットデメリットまで詳しく書いています。

つまり、ブックメーカーズのサイトをご覧になるだけで、有料販売されている情報商材に書かれているような内容がしっかり掲載されているんです。

アービトラージに限らず、教材系の情報商材は、調べれば普通にわかるようなことを堂々と記載していることが多々あります。また、このタイプは教材を販売した後に「サポート」などと言った名目で、さらに別の教材や、先ほどの情報提供系への勧誘などを行ってくる場合もあります。

自動ツール販売系

ツール販売系は、ブックメーカーのベットやオッズ計算を自動でやってくれるツールを販売する手口です。

ブックメーカーで実際に利益を上げようとする場合、膨大なデータとオッズをブックメーカーごとにチェックして賭ける対象を決めるなど、膨大な時間と手間がかかります。

だからこそ「全自動アービトラージを行うことが出来るツール」や「必ず儲かるベットの仕方をするツール」などのリリースや販売が後を絶ちません。

この手のタイプは「資産運用」や「副業」という言葉を利用することや、情報や教材とは異なり「実際にモノ(ツール)を売る」ことから、購入するまで詐欺であることに気づかないケースも少なくありません。

また、実際に購入しても役に立たない詐欺ツールもかなり多く出回っているだけでなく、例え本当にツールを使って収益を上げることが出来たとしても、ツール代を考えるとかえって赤字になってしまうケースもあります。

こういったツールを利用するのを禁止しているブックメーカーもあるため、その点にも注意が必要です。

コンサル・マルチ勧誘・セミナー勧誘系

コンサル・マルチ勧誘・セミナー勧誘系は「儲かる方法がある」「すごく良い話をしてくれる人が居る」などと、説明会やセミナーへ勧誘する手口です。

いざ、誘われてセミナーなどへ参加すると、その場で数十万、数百万円する教材や講習への加入をしつこく迫られた事件などが多数発生しています。

こういった場合、単純に加入させることが目的なだけでなく、ひとり勧誘するごとに〇万円のキャッシュバックなどといった、マルチ商法とセットになっているケースもあります。

また、気を付けたいのがマッチングアプリやSNSを利用した新型のデート商法です。

いかにもこちらに好意があるようなそぶりを見せ、そんな相手に気に入られたいがためにセミナーへの加入や商材の購入をしてしまい、詐欺被害に遭う……といったケースもかなり増加してきました。

ブックメーカー共通コード詐欺

ブックメーカー共通コード詐欺は、2022年~2023年から登場した新たな手口です。

SNSのDMなどで「イギリスブックメーカー共通コードをプレゼントします。共通コードを換金することで、現金として払います」との連絡が来るタイプだそうです。

ブックメーカーズに情報を提供してくれた方は実際に換金してみましたが、換金額のうち80%が手数料として取られほとんど手元には残らなかったとの事です。

また「サンモールブックメーカーの共通コード」と呼ばれる同様の詐欺もあるようです。

共通コード詐欺で怖いのは、お金を失うことよりもむしろマネーロンダリングや振り込め詐欺の受け子として利用されてしまうケース。

知らぬ間に犯罪者となってしまう可能性があります、絶対に利用しないようにしてください。

ブックメーカー関連の詐欺はSNSに要注意

ブックメーカーに関する詐欺手口を紹介してきましたが、これらの被害の入り口であり温床となっているのが、SNSです。

そもそも、情報商材や詐欺などの被害に遭う多くは、中年~高年の方がほとんどでしたが、近年では20代の被害も急増。2015年~2020年までの5年間で、消費者センターへ寄せられる20代からの相談はなんと10倍以上にもなりました。

その大きな要因となったのが、SNSの普及です。

先ほどの「新型のデート商法」などにも用いられた出会い系アプリもそうですが、InstagramやFacebook、Twitterなどは、若者が多く利用している上に、画像付きで端的な情報だけを掲載できるため、ブックメーカー勧誘や詐欺の数が非常に多くなっています。

Inんsん

Instagramで「ブックメーカー投資」と検索するだけでも5000件以上の投稿があります。

1か月で10万。3か月で100万。やれば結果は必ずついてくる。

こんな感じの画像、Instagramとかで見かけたりしませんか?

Instagramの投稿

SNSだと、このタイプもよく見かけます。

プロフィールに情報商材の販売リンクがあったり、仲良くなるとセミナーへ勧誘するのが手口です。

  • ブランド品や現金、取引結果の画像を掲載し「今日はこれだけ儲かった!」などとアピール
  • 「今の自分を変えたい」「これを知って人生が変わった」などの自己啓発のような言葉
  • 「主婦でもOK!」「女性でも簡単!」など、女性をターゲッティングした文言
  • ダイレクトに「良い副業があります!」「月にプラス20万稼ぎたい!」
  • 資産運用の方法としてブックメーカーを勧めてくる

こんな感じのことが書かれているプロフィール、DM、投稿の人には、近づかない方が無難です。

https://x.gd/pdl4y

ブックメーカー詐欺の見抜き方や注意点

ここからは、ブックメーカーへの勧誘や詐欺を見抜くために気を付けたい事などについてご紹介します。

ブックメーカーは絶対儲かる訳ではない

ブックメーカー勧誘、詐欺の見抜き方や注意点1つ目は、ブックメーカーは絶対儲かる訳ではないという点です。

まずお伝えしておきたいのは「ブックメーカーは他の公営ギャンブルやパチンコ、パチスロなどと比較すると利益を上げやすい」と言われていますが絶対に利益が上がると言い切れるものではないということです。

ブックメーカー勧誘や詐欺、ブックメーカーの情報商材のほとんどにおいてほぼ必ず「ブックメーカーは他のギャンブルと比較して還元率が非常に高いため、簡単に儲けられます」といった説明があります。

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また、ブックメーカーは、購入後もオッズが変動するパリミュチュエル方式ではなく、購入時点からオッズが変動しないブックメーカー方式と呼ばれるオッズ付けがなされているため、安定した収益計算をしやすいことも確かです。

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ただ、これらはあくまで、ブックメーカーが優れている点であり、必ず利益が上がることを保証しているものではありません。

確かに、的中確率が極めて高いオッズやイベントもありますが、それらの多くは1.01倍といった超低倍率な上に、100%勝利する保証はどこにもありません。

話の前提がおかしい

ブックメーカー勧誘、詐欺の見抜き方や注意点2つ目は、話の前提がおかしい点です。

よく考えてみてください。なぜ儲かる話を人へ教える必要があるのでしょうか。そんなに儲かるのなら、誰にも教えずに利益を上げ続けたほうがいいと思いませんか?

また、ブックメーカーに限らず投資系の詐欺はだいたい

  • 多くの方に夢を掴んで欲しい
  • 自分たちだけでなく様々な人に還元したい
  • これはビジネス。私はビジネスパートナーが欲しい
  • 「これは、○○さんにだから教えるんだけど」

など、もっともらしい言葉を並べていることが多いです。特に4つ目は仲良くなって関係性を築いてからセミナーなどに誘う場合が多いため、断りにくい人も多いのではないでしょうか。

そのセミナーを開くための会場を抑えるための費用や、教材を作る費用がかかったとして、何人もの人から数十万円、数百万円を徴収しないといけないほどお金がかかるとも思えません。

また、勧誘する側は、現金の山、豪華な家、高級車、海外旅行、ブランド品などを見せたり、成功体験やもっともらしい言葉を使い、結果も出る前から成功した時のことだけを考えさせようとします。

特にコンサル・マルチ(ねずみ講)勧誘・セミナー勧誘系の場合、一種の洗脳に近い仕組みになっているケースもありますので、くれぐれも注意してください。

相手の言うことだけで信用や判断をしない

ブックメーカー勧誘、詐欺の見抜き方や注意点3つ目は、情報やツールは人で信用しない点です。

自分からブックメーカーの情報やツールを探して始める人もいれば、憧れのあの人がいいといっていたから。仲の良い友達がやっているから。好きな人が勧めてきたといった、他の人に影響されてブックメーカー投資を考えている方も多いと思います。

ですが、ちょっと待ってください。自分自身でその情報やツール、行動が正しいかどうかは、しっかりと検討しましたか?

例えば、リターンの話ばかりをされたり、手間がかからないといったメリットの話ばかりをされて、デメリットの説明はありましたか? なかったとしても、あなたは「何かあるのではないか」と、自分で調べましたか?

「断ったら嫌われるかもしれないから、断れない」なんて理由で始めようとしてませんか?

あなたが断りたいと考えているようなものを勧めてくる人が、本当にあなたにとって必要な人ですか?

考えるべきことはたくさんあります。安易に人だけをみて判断するのではなく、その物事の本質と、何よりあなた自身の考えを大切にするようにしましょう。

ブックメーカー利用規約などに抵触する恐れがある

ブックメーカー勧誘、詐欺の見抜き方や注意点4つ目は、ブックメーカー利用規約などに抵触する恐れがある点です。

仮にブックメーカーで絶対に儲かる方法があるのだとすれば、ブックメーカー側も当然その方法を把握しているはずですし、何らかの対策を立てるはずです。

例えば、本記事の中でも何度かワードとして紹介している「アービトラージ」は、そもそも発生頻度があまり多くないうえに、多くのブックメーカーで禁止行為のひとつされています。

アービトラージが発覚すると、ベット上限額の制限や、ベットのキャンセル、アカウント凍結の恐れがあります。

また、ブックメーカーはあまりにも1つのオッズに偏ったベットやおかしな動きががあった場合、賭けの中止や、悪質と判断された場合は勝利金の没収などがあります。

また、勝敗が目に見えているベットにばかり高額なベットを続けている場合も「マネーロンダリングの疑い」などの観点から、何らかの処置を受ける可能性があります。

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無料の情報が正しいのか確認してみる

突然儲け話が耳に入って詐欺に遭う方はいないはず。大概は無料でお得な情報を発信して、その先に有料商材があることがほとんどです。

例えば予想配信なら、無料である程度試合の予想を発信して、もっとお得な予想を知りたい場合はグループに入ってください。のようなイメージです。

無料予想であれば、その人が発信している予想結果を見て、買っているのか負けているのかを確かめてみてください。

詐欺的な人であれば、予想を遡ると負けていることも多いはず。1回の予想だけを信じずに、遡って見ることが大切です。

ブックメーカー勧誘・詐欺にあった時の対処法

ここからは、実際にブックメーカー勧誘や詐欺に遭ってしまわれた方や、その可能性がある行為が身近に発生した際、どのような対応をしたらよいかについてご紹介いたします。

消費生活センターの利用

ブックメーカー勧誘・詐欺にあった時の対処法1つ目が、消費生活センターの利用です。

消費生活センターとは消費者基本法の第一条に記載されている「消費者と事業者との間の情報の質及び量並びに交渉力等の格差」を是正し、公正な取引と消費者の利益及び保護を目的として「商品取引やサービスなどにかかわる問い合わせや苦情の受けつけや、解決の手助け」を引き受けてくれる公共団体です。

ホットライン『88へかけると、お近くの消費生活センターへ繋がりますので、まず困ったらこちらに相談するのが良いでしょう。

国民生活センターHPhttps://www.kokusen.go.jp/index.html
消費生活センターへの電話問い合わせ188へかけると、案内してくれます

クーリングオフの利用

ブックメーカー勧誘・詐欺にあった時の対処法2つ目が、クーリングオフの利用です。

消費者の権利を守るため、1970年に制定されたクーリングオフですが、ブックメーカーに関する勧誘や詐欺被害でも適用できる可能性があります。

ただその際には、いくつか注意点があります。

クーリングオフが可能な対象

ブックメーカーに関する勧誘や詐欺被害においてクーリングオフの対象となるのは以下のケースです。

公的書類を受け取ってから8日間以内ならクーリングオフ可能

訪問販売:自宅訪問や、街頭での勧誘によって契約した場合

電話販売:電話によって説明され、入会や、後日送られてきた申込書を返送した場合

公的書類を受け取ってから20日間以内ならクーリングオフ可能

連鎖販売取引:マルチ商法などの場合

業務提供誘引販売取引:「自宅で簡単副業!」などといった、教材販売などがされた場合

ネットで購入した場合はクーリングオフできない?

クーリングオフを知る上で非常に重要なのが「ネットを介して情報商材の購入や契約を行った場合は、基本的にクーリングオフの対象とはならない」という点です。

ネットでの購入の場合、その商品に関して自ら購入を決断したとみなされるため、対象外となってしまいます。

ウェブサイトやSNS経由で契約を行ってしまった場合は、先ほどご紹介した消費生活センターへ連絡を行うか、こういった情報商材やマルチ関連の返金問題に強い弁護士へ相談するのが良いかと思います。

また、あなたがどういった対応を行うにしても、相手とのやり取りや実際に金銭を支払った証拠が非常に重要になってきますので、必ず保存しておくようにしましょう。

詐欺ブックメーカーの見分け方 – 確認すべきサインと手口

オンラインで賭ける際に、詐欺ブックメーカーを見分けることは非常に重要です。安全なサイトでプレイするためには、いくつかのサインに注意を払い、詐欺の手口を知っておくことが必要です。以下では、具体的な詐欺サイトの特徴と対策を紹介します。

偽ライセンスの見抜き方

信頼性の低いブックメーカーは、偽のライセンスを掲示していることがあります。まず、公式のライセンス機関(例:マルタ、キュラソー、英国のギャンブル委員会)でライセンス番号を確認することが大切です。

また、ライセンス情報が見当たらないサイトや、リンクが無効な場合は要注意です。公式のライセンス機関にアクセスして、該当のサイトが登録されているかを直接確認しましょう。

ボーナス条件に潜む危険 – あまりにも良すぎる条件に注意

一見すると非常に魅力的なボーナスを提供しているブックメーカーも、詳細な条件にリスクが隠れていることがあります。

たとえば、「無条件で高額のボーナス」「低い賭け金で高額の賞金を約束」といったオファーは詐欺の可能性があります。ボーナスの利用条件や賭け金の要件をよく確認し、現実的でない条件には注意しましょう。

不正なウェブデザインやユーザーレビューを見極める方法

詐欺サイトは、プロフェッショナルに見せかけるために表面的にはよく作り込まれていることが多いです。しかし、リンクが無効だったり、サイトが異常に遅かったりする場合は警戒が必要です。

また、ユーザーレビューも重要です。信頼できるレビューサイトでの評価や、実際に使用したユーザーからのフィードバックを確認することで、詐欺リスクを減らすことができます。

詐欺被害に遭ったユーザーの体験談と教訓

オンラインブックメーカーを利用していると、詐欺に遭うリスクは常に存在します。ここでは、実際に詐欺に遭ったユーザーの事例と、それから得られる教訓を紹介します。これらの体験から学ぶことで、同様の被害を未然に防ぐことができます。

詐欺に遭った実際の事例とその結果

あるユーザーは、魅力的なボーナスに惹かれて未確認のブックメーカーに登録しましたが、出金が全くできなかったというケースがあります。最初は勝利金額が順調に増加していたものの、出金申請をするとサイト側から無視され、サポートチームも連絡が途絶えました。最終的に、このユーザーは自身の資金を取り戻すことができず、完全に詐欺に遭ったことが判明しました。

この事例から学べることは、出金のスムーズさを確認することや、サポート体制が整っているか事前に調べることが非常に重要だということです。

被害を最小限に抑えるためのアクションと予防策

詐欺に遭った際、被害を最小限に抑えるための第一歩は、すぐにクレジットカード会社や決済サービスに連絡することです。これにより、払い戻しや不正な取引の停止が可能になる場合があります。また、消費者保護機関や警察に報告することで、詐欺サイトの存在を広く知らせ、他のユーザーが同様の被害に遭うのを防ぐことができます。

さらに、詐欺に遭わないための予防策として、ブックメーカーを利用する前に必ずライセンスの有無やユーザーの評判を確認し、信頼できるサイトかどうかを見極めることが重要です。

詐欺に遭わないために注意すべきポイントのまとめ

詐欺ブックメーカーに引っかからないためには、次のポイントに注意しましょう。

•   ライセンスの確認: 信頼できるライセンスを持つブックメーカーか確認しましょう。
•   ユーザーレビューを確認: 他のユーザーのフィードバックやレビューを参考にして、安全なサイトを選びましょう。
•   過剰なボーナスに注意: あまりに高額なボーナスや、現実的でない条件が提示されている場合は、詐欺の可能性があります。

これらの対策を実践することで、詐欺に巻き込まれるリスクを大幅に減らすことができます。

詐欺に遭わないためのチェックリスト

オンラインブックメーカーを利用する際に、詐欺に遭わないためにはいくつかの重要なポイントを確認することが必要です。このチェックリストを使って、信頼できるサイトかどうかをしっかりと見極めましょう。

信頼できるブックメーカーかどうかを確認するためのポイント

ブックメーカーが信頼できるかどうかを判断するには、まずそのサイトが認定されているかをチェックしましょう。国際的に認められたライセンスを持っているか、また過去に信頼性のあるサービスを提供してきたかを調査します。

ユーザーからの信頼性が高いブックメーカーは、長年の実績と良い評判を持っていることが多いです。初めて利用するブックメーカーは、他のユーザーのレビューを参考にして安全性を確認しましょう。

ライセンスの有無、ユーザーサポート、運営年数をチェック

ライセンスがない、または疑わしいブックメーカーは、信頼性に欠ける可能性があります。公式サイトにライセンス情報が記載されていない場合は、利用を避けることが重要です。

また、長期間にわたって運営されているブックメーカーは、信頼性が高い傾向があります。さらに、サポートが迅速で信頼できるかもチェックポイントの一つです。24時間体制のカスタマーサポートや、日本語対応のチャットサポートがあるかどうかを確認しましょう。

サイトの安全性やプライバシー保護対策を確認する方法

ブックメーカーを利用する際に、サイトが安全かどうかも重要なポイントです。SSL暗号化が施されているか、個人情報の取り扱いに関するプライバシーポリシーが明確に記載されているかを確認しましょう。

URLが「https://」から始まっていることや、ブラウザの鍵マークが表示されていることが、セキュリティが確保されているサイトの証拠です。また、サイトがデータ保護に関する法律に準拠していることも確認しておきましょう。

最新の詐欺手口 – 2024年に知っておくべきトレンド

2024年に入り、詐欺の手口はさらに巧妙化し、テクノロジーの進化に伴い新しい詐欺が続々と登場しています。特に注目すべきは、フィッシング詐欺や仮想通貨を使った詐欺の増加です。これらの最新の手口を知ることで、被害に遭わないための対策を講じることができます。

フィッシング詐欺や偽の投資オファー

フィッシング詐欺は依然として詐欺の主流の一つです。詐欺師は銀行やブックメーカーなどを装い、メールやSMSで個人情報やアカウント情報を盗もうとします。

また、2024年には偽の投資オファーも増加しています。特に、簡単に高額利益が得られると謳う投資プランや、保証されたリターンを約束するものには注意が必要です。これらはほとんどの場合、詐欺の可能性が高いです。

ブロックチェーンや仮想通貨を使った詐欺の増加

ブロックチェーン技術や仮想通貨が一般化する中で、これを利用した詐欺が急増しています。特に、偽の仮想通貨プロジェクトや詐欺的なICO(Initial Coin Offering)が多く報告されています。

また、仮想通貨ウォレットや取引所を狙った詐欺も頻繁に発生しており、個人情報や資産を盗まれる危険性があります。信頼できる仮想通貨取引所やウォレットを利用することが、これらの詐欺から身を守るための鍵です。

ソーシャルメディアやフォーラムで拡散される新しい詐欺手口

ソーシャルメディアやオンラインフォーラムでは、2024年も新しい詐欺手口が拡散されています。特に、SNS上での偽のキャンペーンやプレゼント、または人気アカウントを装ったアカウントが詐欺行為を行うケースが増加しています。

SNSでのリンクを安易にクリックしたり、個人情報を入力したりしないよう、注意が必要です。

元情報商材業者の方にインタビュー!

インタビューのイメージ写真

ここまで、ブックメーカー勧誘や詐欺、情報商材についてご紹介してきましたが、今回はなんと、実際に情報商材の販売業者で働いていた方にインタビューさせていただけることになりました!

元情報商材業者Tさんプロフィール

・元ギャンブル系情報商材業者で2年間勤務

・ツール系やセミナー系ではなく情報販売系

・売上は多い時で月間数千万円

情報商材について知っておきたい気になる話や、かなり核心に迫ったお話をお聞きすることが出来ましたのでぜひご覧ください!

情報商材は儲かる?

ちゃんとした商材(情報やツール)を提供している業者も中には居ると思いますし、ちゃんと利用すれば収益を出すことが出来なくはないんでしょうね。

ベッティングの基礎とか攻略とか、そういったものであれば参考にはなるでしょうけど、ネットで調べれば無料でわかるようなことが大半です。

極端な話、情報商材って「必ずお金が儲かる方法を教えます!」って言われて買ったその内容が「銀行に預けると利子が付きます」「年金を払うと後でお金がもらえます」なんて内容だったとしても「お金が儲かる情報には違いないので情報商材です」って言えてしまうし、良い悪いは別にして成立はするんですよ。

あとはそうですね。情報商材にもいくつか種類がありますが、ブックメーカーや競馬、競輪などの予想情報商材に関しては、ほぼ損をすると思って良いと思います。

仮にそういった予想情報商材で儲かったとしたら、その時たまたま運がいいだけですね。

情報商材の内容は全部嘘やでたらめのばかり教えているの?

運営している側にもよるのですが、ギャンブル系に関して言えば、有名人を起用しているような業者は割とお金をかけてしっかり運営しているので、内容がでたらめな訳ではなく、ある程度、その筋からちゃんと情報を仕入れていたりはしますね。

まあ「八百長確定の試合やレース」とかは100%嘘です(笑)

セミナー系も同様ですね。ある程度ちゃんとした情報を伝えてはくれるでしょうけど、情報の内容と儲かるか否かは別の問題です。

マルチなんて「ブックメーカーで儲ける情報」ではなく「人を勧誘した成果報酬」がメインになりがちなので、中身は相当薄っぺらだったりするんじゃないかな。

ちなみになんですけど、個人的(情報提供系)には「ちゃんとお客さんに儲かってほしい!」とは思っていましたよ! 

その方が、次も買ってくれますし、情報の値段を高くも出来ますし。この手の業者は「WIN-WIN」な関係を築こうとしているところのほうが多いんじゃないかな。

警察沙汰や裁判などになったことはある?

警察沙汰はありませんが、訴えを起こすような連絡がきたことは何回かありました。

その金額や規模にもよるのですが、情報商材を売る側としては大事にしたくはないので、示談に応じるような形が基本でしたね。経営規模が大きければ大きいほどその傾向が強いんじゃないかと思います。

でもまあ、大きいところは逃げ道や対策も割とちゃんとしていると思うので、戦うってなるとそれはそれで結構骨が折れると思います。会社によっては訴えを無視をしたり、あまりにそういう声が大きくなったら会社ごと解散してまた新たに会社を設立する……そんな所も少なくはないかな。

大切なのは、自分ひとりでどうにかしようとしないことですね。

消費者センターであったり、弁護士であったりに相談してから行動に移したほうが絶対いいです。

良くない情報商材や勧誘かどうかを見抜くコツはある?

正直「情報や手順に金額がついている」時点で怪しい情報商材な訳ですし、情報商材自体あんまりお勧めしないんですけど、そういった中でも特に要注意なパターンを挙げるとすれば

  • 最初からかなり高額な価格設定
  • 無料⇒少額⇒高額と、だんだんステップアップしていく
  • 「今なら半額!」といったディスカウント

この3個に該当するのは99.99%オススメしない情報商材ですね。

的中証拠画像とか動画も捏造し放題ですから、まったく信用になりませんよ。

情報商材やセミナーを辞めたい時、断りたい時はどうしたらいい?

本気でどうにかしたいなら、連絡を絶つか、公的機関に頼るなり、弁護士を入れるなりしたほうが絶対いいですね。

この手の仕事してる人たちって、辞めたい人を引き留めるなんて日常茶飯事なんです。

だから一度でも引っかかった人や、気になってる人が「辞めたいんです」なんて相談をしたところで、話を聞かれて続けるよう説得されちゃうだけですよ。

ズバリ!情報商材ってオススメ?

絶対におすすめしないですね。

情報商材にお金を支払うくらいなら、その分自分の好きな事に使うほうがよっぽど有意義だと思います。

仮に何らかの情報を知りたいなと思ったなら、月額固定の予想サイトとかでなく、ちゃんとした情報サイトに入会するほうがいいと思います。ツール系も同じです。詐欺かもしれなかったり、アカウント凍結の可能性などの危ない橋を渡るくらいなら、気楽に楽しんだ方が絶対に良いと思います。

あと、情報商材って購入した時点でお金を払っているので儲ける前からマイナススタートってことをわかっていない人が多いんですよね。

勝ち負けの前に、商材を買うのに支払ったお金をまず取り戻さないといけないじゃないですか。それで最初につまづくと「商材で勝とう!」から「取り戻さなきゃ!」って沼にはまっていくんです。

これが試合ごととかレースごとに情報を買うタイプの商材だと、普通にギャンブルで負けるよりもさらに負債が増えていって……。手元には何も残らないどころか借金だらけなんて可能性もありますからね。

ツール系や攻略法とかだって同じですよ。教材費やツール代を取り戻してようやくプラス収益が出るようになるまで数か月かかって、それまで費やした時間を時給換算すればアルバイトのほうがよっぽど稼げたりなんてこともザラですね。

絶対に儲からないとは断言しませんが、やめておいた方が無難ですよ。

めい@ブックメーカーズ事務局

ブックメーカー内部の海外オフィスでマーケティング担当として働いておりました。業界歴10年ほど
KYC、カスタマーサポート、アフィリエイト、クリエイティブ関連、セキュリティ部署との連携など一通りの業務を経験しております。

ここ5年ほど日々ユーザーさんとブックメーカーの橋渡し業務やライティングを行なっています。
得意分野はブックメーカーの規制、出金制限など、ブックメーカーの内部ルールに関わるところです。
より良い形でブックメーカーとスポーツベッティングの楽しさを広めるために日々ブックメーカーズでの業務に励んでおります。

何か分からないことがあったら、掲示板Twitterまでお気軽にご相談くださいね。

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