業界最大の国際カンファレンスでブックメーカー担当者に色々聞いてきた
更新:2023年08月19日
昨年はコロナの影響で開催中止となったロンドンアフィリエイトカンファレンス(LAC – London Affiliate Conference)にブックメーカーズも参加してきました!
LACとは?
ロンドンアフィリエイトカンファレンス(London Affiliate Conference)の略で、ブックメーカーやオンラインカジノがブースを出展し、自社ブランドを紹介してくれるパートナーを探したり、既存のパートナーと直接会ってやり取りできるイベント。
2年ぶりの開催ということで各ブックメーカーの担当者と直接お会いできるのももちろん2年ぶり。その間に担当者が変わったり、新しいブックメーカーが日本に進出してきたりと、2020年からブックメーカー界にも随分変化があった気がします。
実際に会場に着いてみると、明らかに2年前よりも日本人の数が増えており、「日本でもブックメーカーが広まってきているな」と実感しました。
会場の雰囲気を動画で少しお届けします🎥
— ブックメーカーズ – 日本最大スポーツベット総合情報サイト (@thebookmakersjp) April 13, 2022
昔よりも日本人が増えたような気がします😊#カンファレンスレポ pic.twitter.com/hQEUzMBxeA
今回は15件を超えるミーティングを行い、各担当者にさまざまな質問をぶつけてきました。Twitterで募集した皆さんからのご質問にもお答えいただいていますので、気になっているところだけでもぜひご一読ください!
目次
- 1 決済方法の各担当者とミーティング
- 2 エコペイズの担当者とミーティング
- 3 マッチベターの担当者とミーティング
- 4 タイガーペイとミーティング
- 5 ブックメーカー担当者とミーティング
- 6 スポーツベットアイオーのオフィス訪問
- 7 ベットウェイのオフィス訪問
- 8 カジ旅の担当者とミーティング
- 9 ウィリアムヒルの担当者とミーティング
- 10 ピナクルの担当者とミーティング
- 11 賭けリンの担当者とミーティング
- 12 ステークとミーティング
- 13 カスモの担当者とミーティング
- 14 チェリーカジノの担当者とミーティング
- 15 クラウドベットの担当者とミーティング
- 16 コニベットの担当者とミーティング
- 17 Lilibet(リリベット)の担当者とミーティング
- 18 日本市場もどんどん大きくなっている
決済方法の各担当者とミーティング
この2年で本人確認や資金源証明の規則がかなり厳しくなり、エコペイズを利用できなくなってしまった方や、中にはアカウントを作ることさえできない方もいらっしゃいました。
今回のカンファレンスではエコペイズの現状を探ることが第一目標のひとつでしたが、併せてエコペイズに代わるようなペイメントがないか他の担当者ともお話ししてきました。
エコペイズの担当者とミーティング
まずは皆さんも気になっているであろうエコペイズとのミーティングから内容をお伝えしたいと思います。
資金源証明が厳しくなった理由はなんですか?
エコペイズが所持するイギリスのライセンスからの要求です。
通常は銀行の取引履歴でOKですが、資金源証明は主にセキュリティ部門の管轄であり、サポートとは分かれていることは念頭に置いておいていただきたいです。
サポートが案内ミスを犯している可能性もあるので私の方でダブルチェックします。
日本の銀行で発行できる取引明細のPDFを提出しても審査が通らないみたいです。
私の方でも書類を確認したいので、PDF送っていただけませんか?
わかりました。私の方で発行してお送りします。
サポートは何人くらいいるんでしょうか?
100人以上のサポートがおり、その中で日本語が理解できるのは7〜8人です。かつては日本人もいたのですが、今はおそらくいません。
サポートチームに日本人を雇う予定はありますか?
必要があると判断されれば雇用される可能性もあるが、それを決定するのはサポートチームなのでなんとも言えない部分もあります。
口座が開設できない人がたくさんいるんですが…
リスク管理のルールによって、ごく一部でアカウントを開けないユーザーがいます。ほとんどの人は通常通りアカウントの作成が可能ですが、アカウント開設できていないユーザーについては私の方からもダブルチェックをしてみます。
また以前のようにクレジットカードでエコペイズに入金できるようにはならないでしょうか?
日本のカード発行会社がエコペイズアカウントの使用用途を尋ねてくるようになったので、クレカ入金を復活することは難しく、今のところ予定はないです。
仮想通貨でのトラブルもあったかと思うのですが。
ブックメーカーからエコペイズにビットコインで送金することはできません。仮想通貨業社が会社から個人名への送金などは許可しておらず、エコペイズの名義と仮想通貨の送金元の名前が同じでなければならないのは、銀行送金と一緒です。
今回聞きたかった本人確認と資金源証明が厳しくなった理由については、エコペイズがライセンスを所持しているイギリスの規則が厳しくなったのが主な原因のようです。ただしそれだけではなく、アカウント開設の際に不正のリスクがあると判断された場合や、審査を担当する部門とサポート部門との連携がうまくいかずに審査に時間がかかったり、通らなかったりすることもあるようでした。
本人確認の体制についてはもっとスムーズに進むように調整中とのことで、5月末には体制が整う予定ということでした。これで以前のように誰でもすぐにアカウントが作れるようになると良いです。
サポートとの連携がうまくいかないのは日本人サポートを雇ったら解決するような気もしますが、業界全体で日本人が少ないことなどを考えると、なかなか難しいのかなとも思いました…
当サイトにご相談いただいているアカウントが開設できていない方は、担当者に改めてお伝えして返事を待っている状況です。担当者から返信がありましたらまた個別でご連絡させていただきます。
マッチベターの担当者とミーティング
マッチベターはここ数年で多くのブックメーカー、オンラインカジノで導入され始めたペイメントです。ペイメントですが、積極的にキャンペーンを行ったりもしています。
当初はイベントにブースを出展する予定だったそうですが、コロナの影響で延期になったことと、丁度イースターホリデーに被っていて、どのくらいの参加者が見込めるかがわからなかったので、個別ミーティングに切り替えたそうです。
確かに賑やかな会場よりもこっちの方がゆっくりミーティングができるし良いな!と思いました。
最近サポートの対応が早くてトラブルも減っていると弊社のメンバーが言っていました!
本当ですか?!それはよかったです!
今後日本人の担当者が入る予定はありますか?
探してはいるのですが、オフィスの場所の関係などもあってなかなか見つけるのも難しいんです。
日本市場はすごく大事で、色々と手を打っていきたいのですが、日本人でないとわからない感覚というのもあると思っています。その感覚がわからないまま物事を進めることは避けたいので、日本人を雇いたいけれど見つからないという状況です。
私たちでよければ、今までのようにアドバイスぐらいはできます!
本当ですか?!ありがとうございます!
ぜひお願いしたいと思います。
将来的にはコラボ企画などもやっていきたいですね!
すごく積極的で、国によって求められることが違うということもよく理解されている方でした!エコペイズがなかなか使いづらくなっている中で、解決策の一つとして今後の発展に期待したいですね。
タイガーペイとミーティング
日本からブックメーカーをプレイする上でぶつかるのが決済方法の問題です。最近は各ブックメーカーが努力して、カードや銀行送金、仮想通貨で入出金できるところも増えてきましたが、Eウォレットは昔から主要な入出金手段の一つになっています。
TIGER PAY(タイガーペイ)ATMで出金可能なカード!
昨年から利用できるようになったタイガーペイもEウォレットのひとつで、カードを発行してATMから出金できるのが大きな特徴になっています。
今回のイベントでタイガーペイもブースを出展していたので、カード発行のところを中心に話を伺ってきました。
カードを発行するとすぐに撤退するイメージがあって、例えばペイセントやOmnipayなど過去にも事例があると思うんですがそのあたりはどうお考えですか?
立ち上げの段階でEウォレット自体のクオリティアップには限界があると感じていました。Eウォレットではお金の流れとして入金、送金、出金しかありません。そこで、他のEウォレットと差別化する上で必要だと思ったのがカードでした。日本人のカジノユーザーは最終的に銀行で資金を受け取るしかありません。カードを作ることで銀行以外の出金方法を提案しているんです。
カードの安定供給が今後の鍵になると思っていて、安定供給できる体制は整えています。
例えば、VISA、マスターカードは発行することが難しいというかほぼ不可能です。なのでUnionpayの方が安定供給できると判断し、カード発行できるライセンスを持った企業と提携してユーザーにカードを提供しています。
カードの発行がしばらくしてできなくなっても対応できるようにバックアップとして使えるカードを別で2社分用意してタイガーペイとしてはカードを安定供給でき続けるようにしています。
ペイセント、スティックペイなどの他社との違いはなんでしょうか?
カードの発行が止まってしまう理由は一つではないです。例えば、ロシアではクレジットカードPOSで無限にカードが使えてしまった問題がありました。また、アジア向けのサービスとして香港口座を用意していたが、口座凍結されたという事例もあります。
そこで万が一に備えて自分たちでもカード発行できるようにライセンスを取得することも一つの方法だと思っています。
スティックペイなどはどれくらい日本のユーザーがカードを求めているのかわかっていないんです。ユーザーがカードをいかに重要視しているかを理解することも大切です。
ペイセントではOmnipayが急に使えなくなったことがあるんですよね。
タイガーペイではOmnipayに会社としてデポジットをまとめて行っており、ユーザーからのカードへの送金をいちいち送っているわけではありません。
また、Omnipayで問題が発生してもタイガーペイで対応する企業スタンスです。ユーザーにとっては問題が起こった場所がOmnipayだったとしても利用している窓口はタイガーペイになるので、自社で提供しているサービスに対しては、自社が対応していきます。
Omnipayのログイン情報を忘れたときは?
タイガーペイからOmnipayに連絡をして、対応することは可能です。
今後の展望や予定はどのような感じですか?
Omniのページを開かなくても、タイガーペイの内部でカード情報や残高などを確認できるようにしていく予定でいます。
確かにカードが継続的に発行・利用できることは重要ですよね。日本人ユーザーの心情をよく理解して、さまざまな対策を講じているようでした。
今までエコペイズ、ペイセント、スティックペイなどのEウォレットで軒並みカードが使えなくなってしまっていましたから、タイガーペイでは安定してカードが利用できるように願いたいところです。
ブックメーカー担当者とミーティング
続いてはブックメーカー担当者とのミーティングの様子をお届けしたいと思います。
カンファレンスに先立って、bet365、スポーツベットアイオー、betwayは、それぞれのオフィスにお邪魔させていただいて、オフィスの中を見学させていただき、ミーティングもさせていただいてより時間をとってお話ししてきました。
それぞれ別の記事でその模様をご紹介しています。普段は見られないブックメーカーのオフィスの中の様子までご覧いただけるので、ぜひご一読ください。
スポーツベットアイオーのオフィス訪問
スポーツベットアイオーはイベントに先立ってオフィスにお邪魔させていただき、ミーティングをしてきました!
普段は見れないブックメーカーのオフィスの様子も合わせてご紹介しているので、ぜひご一読ください!
ベットウェイのオフィス訪問
ベットウェイのオフィスにもお邪魔してきました!
日本チームが新たに立ち上がり、日本語サイトも間も無く公開されそうな感じでした。オフィスやミーティングの様子をまとめていますので、ぜひ以下の記事もご覧ください!
カジ旅の担当者とミーティング
カジ旅のスポーツベットは昨年リニューアルされて、RIZINが定期的に提供されるようになったり、少しずつクオリティが上がってきた印象です。
最近、会社のトップがスポーツに強い関心を持つ方に変わったそうで、今後はスポーツももっと推していきたいとのことでした。
ベストオッズ2021受賞
カジ旅はブックメーカーズアワード2021のベストオッズ賞を受賞しました。トロフィーも無事に渡すことができました!
今回はご担当者さんの他、スポーツ部門のトップの方ともミーティングさせていただくことができ、カジ旅に求める点や今後協力してできそうなことを話し合いました。
これまではスポーツにあまりフォーカスできていなかったのですが、会社としてもっとスポーツを押していくことになりました。
今後は開催するキャンペーンの2つに1つはスポーツにしていきたいです。また、日本の競馬も入る予定になっています。
日本のニーズに応えられるようなプロダクトを目指したいと思っています。
RIZINのオッズとかもう少し早く出したりできないでしょうか?
オッズプロバイダー次第になってしまうので、早くても24時間前になってしまうんですよね。でもベストを尽くします。
担当者さんもスポーツ担当の方もとても柔軟な方々で、カジ旅のスポーツベットをもっとよくしたいということも伝わってきました!コラボレーションも可能ということだったので、お互いに協力しあって日本のスポーツブック界を盛り上げていきたいです。
ウィリアムヒルの担当者とミーティング
ウィリアムヒルでは2年前から担当者さんがとてもスポーツ好きな方に変わって、担当さんとしてはお会いしたことがなかったので、お会いしてきました!
コンテンツやメルマガなども担当されている別の方ともご一緒させていただいて、現在の社内体制や今後の展望などを伺ってきました。
使える決済方法が少ないのはやっぱりユーザーにとっては使いづらいですよね…
決済方法が足りていないことは重々承知しています…
ペイメント部門にも話はしているんですが、大きい会社だけにリスクを負うような動きが難しく、なかなか新しい決済方法が入らないのが現状です。
RIZINや相撲など以前はよくオッズが出ていたと思うんですが、もう出ないんでしょうか?
これらのオッズは日本人の方が情報収集などの面で有利であり、データが少ないのでオッズの設定が難しいのは事実なのですが、オッズを出すトレーダーに交渉は続けています。
RIZINや相撲など日本人に人気がありそうなオッズを最初に出したのは我々だったと思います。相撲では勝敗だけでなく、決まり手のオッズまで出ていたので、いい感じだなと思っていたところでオッズが出なくなってしまいました…
今後はこれらのオッズが出せるように頑張ります。
また、ウィリアムヒルでは最近、会社内でのチーム編成に大きな変更があったとのことで、国ごとにチームが分かれることになったそうです。
今までは各部署が縦割りで物事が進むのに時間がかかっていたそうですが、今後はキャンペーンなど日本チームが独自に進めることができるということです。
日本チームは現在マーケティングが3人体制でうまく連携が取れているということでした!組織改編でペイメントやオッズ、キャンペーンなどこれからどんどんよくなっていくことを期待したいです!
ピナクルの担当者とミーティング
前任の担当者が退職してから、引き継ぎがうまく行っていなかったようでずっと担当者不在だったピナクルともミーティングをしてきました。
ブースはいつも通りシンプルに個室になったエリア。派手なのもいいですが、落ち着いてお話しできるので個人的にはこっちの方が助かります。
前回ミーティングした時には日本人マネージャーを探しているとのことでしたが、まだ探している最中でしょうか?
どうやらもうすぐ入社が決まるみたいです。
日本は重要な市場のひとつとして捉えているので、今後はより力を入れてやっていきたいですね。
サポートの中に日本人はいるんですか?
日本人は1人いて、他にも何人か日本語の話せるサポートがいます。サポートの対応スピードについては改善の余地があると思っています。
ずっと担当者がいなくて、コミュニケーションがいまいちとれていなかったピナクルですが、近々日本人マネージャーも決まりそうで、今後もっと密にコミュニケーションが取れればいいなと思います。
唯一無二のコンセプトを持つピナクルなので、日本人担当者が入って、今後どう変わっていくか期待したいです!
賭けリンの担当者とミーティング
賭けっ子リンリンにリブランドして初めて直接会ってのミーティング。なぜかドキドキ感がありました。
ブースは出していなかったのですが、会場内のフリースペースで長年お世話になっているマネージャーさんと、新しく入られた日本人マネージャーさん、そしておそらく会社の偉い人と思われる方の3人とミーティグしてきました。
ベストペイメント賞受賞
日本から使えるほぼ全ての決済方法を揃える賭けリンは2021ブックメーカーズアワードでベストペイメント賞を受賞しています!
ワールドカップに向けてさまざまなボーナスを行う予定です。
まずは、日本人のアンバサダーと契約したいと思っています。また多くのキャンペーンを行い、インフルエンサーを利用したSNS戦略などメディア露出も増やすつもりです。
さらにワールドカップの試合にご招待などの企画も検討中です。
日本チームの構成はどのような感じなのでしょうか?日本人は他にいらっしゃるんですか?
日本市場のマーケティング担当者が3人いて、そのうちの一人が日本人です。また、VIPサポートにも日本人がいます。
カスタマーサポートチームは10人揃っていますが全員が日本人というわけではありません。
ちなみに賭けリンをまたリブランドする予定はありませんか?
今回のリブランドは1年以上検討し、コストも時間もかかって大変でした。なので、またリブランドするということはないです。
実際のところ、そんなにネガティブなフィードバックはないですよ。
今年はワールドカップが開催予定なので、このビッグイベントに向けて色々と準備を進めているようでした!パンチのあるリブランドだったので反響が気になっていたのですが、あんまり中の人には届いてないんですかね。
賭けリンにユーザーからの質問
Twitterで募集したご質問もあったので、併せて聞いてきました。
10betの時に比べてフリーベット(無料ベット券)や入金不要ボーナスくれないけどちょっとはサービスして欲しい
実際のところリブランドの前と後でキャンペーンやフリーベットの数は変わっていません。
ちなみに、先ほども述べた通り今年はワールドカップ関連のキャンペーンをたくさんする予定です。
また、それとは別に5月にもリーダーボードや抽選を行う予定です。
NBAのプレイヤープロップを出してほしい
わかりました。
今後もNBAに限らずオッズ種類は増えていく予定です。例えば日本の競馬などはオッズを出したいと思っています。
ライブのO/Uベットの並びが変わるの解消して欲しい(オーバーは左側/アンダーは右側など、どのブックメーカーも表示上の並びが決まってると思うのですが、賭けリンはバスケなどの展開の早い試合でオーバーが左側にきたり右側にきたりして統一性がない)
これは社内に持ち帰って改善します。
ステークとミーティング
ステークは担当者さんはいらっしゃらなかったのですが、そのボスが参加しているということで、飛び込みで少しお話ししてきました。
ステークはメディア戦略に力を入れているようで、Drakeと契約したり、先日のボクシングミドル級タイトル統一戦のスポンサーをしたり、他とは違う路線を行っている感じがしますね!
来月には日本で人気の某イベントのスポンサーをするらしいです。
ベストペイメント賞受賞
ステークは2021ブックメーカーズアワードで新人賞を受賞しています!
カスモの担当者とミーティング
昨年、日本にも進出したカスモもブースを出していたので、担当者の方と簡単なミーティングをしてきました。
もともとカジノとして有名ではありますが、日本市場に進出しているブックメーカーでは珍しいKambi(カンビ)と呼ばれるプロバイダーのプラットフォームを利用しているユニークなブックメーカーです。
日本向けのスポーツベットはどんな感じですか?
予算が下りずにまだ全然手がつけられていなくて、もしこのまま夏頃まで続くようであれば日本へのスポーツベットのサービス提供終了という可能性もあるかもしれません。
出金条件が5倍に変わりましたが、スポーツだと通常で5倍はちょっと厳しい気がします…
そうなんですよね。近々2倍か3倍に変更になる予定なので、変わったらお知らせしますね。
ボーナスの出金条件も緩和される予定になっています。
カジノの方に大忙しのようでスポーツベットにまで割く時間と費用がなかなかないようでした。
カジノとスポーツを同時に進めていくのって難しいんですね…
チェリーカジノの担当者とミーティング
チェリーカジノはボーナスの条件が厳しくなりすぎて、スポーツプレイヤーにはほぼ100%達成不可能という鬼設定になってからご紹介を控えています。
前回のイベントから今回までにもプラットフォームが変わったり、担当者が変わったりして内部的にも色々と変化もあったようです。
担当者が変わってからは初めてお会いするので、お話を伺ってきました!この業界に入ったきっかけはライブディーラーだったそうで、そこから転職してチェリーカジノのアフィリエイトマネージャーになったそうですよ。
今はスポーツとカジノどちらにより注力されているんですか?
正直なところ今はカジノに注力しています。
会社としては今後スポーツも推していきたいと思っています。今月の後半からは定期的にリスクフリーベットの企画などを行なったり、6月にはチェリーカジノ5周年のイベントも予定しています。
日本人はどのくらいいらっしゃるんですか?
10人くらいいるんですが、ほぼ全員がカジノに注力している状況です。一人スポーツに詳しい人がいてその人がスポーツの方は対応しています。
ボーナスの条件がスポーツユーザーには厳しすぎて達成できないんですよね。
そうですよね!すみません、そちらも把握はしているのですが、まだ対応ができていない状況です。
スポーツに本腰が入るまではもう少し時間がかかりそうだなと思いました。しかし新しい担当者さんからは定期的に連絡をいただけたり、何よりチェリーカジノをよくしようという気持ちも伝わってきたので、今回お会いできてよかったです。
ボーナスの条件が緩和されて、またご改めて紹介も再開できればいいなと思います。
クラウドベットの担当者とミーティング
クラウドベットの担当者さんともお話をしてきました。もともとスポーツベットアイオーにいた方で、アイオーでもばりばり働いていらっしゃったので、クラウドベットでも頑張ってほしいです。
クラウドベットの社長はスポーツベットが大好きだそうで、カジノよりもスポーツに力が入っているそうです。スポーツ民にとっては朗報ですね!
ボーナスモードが2つから選択できるのがユニークで、オッズも良いですし、仮想通貨版のピナクルといった感じでしょうか(キャッシュアウトが使えないことも含め…)。
現在、初回入金ボーナスの用意をしています。システム上ボーナスを付与することが難しいので、フリーベットなどと交換できる雷ポイントを代わりに進呈しようと思っています。
また、マニュアルで個別のボーナスをおつけすることは可能です。
キャッシュアウトはつけられそうですか?
つきます!こちらも現在対応していて近くキャッシュアウト機能がつく予定です。
最近は仮想通貨でプレイできるブックメーカーも増えてきて、ユーザー数もどんどん増えてきている印象です。
今までは仮想通貨でプレイできるだけで一つの強みになっていましたが、それも普通になってきましたね。
クラウドベットならではのオッズやキャンペーンなど今後の展開に期待したいです。
コニベットの担当者とミーティング
既に何度かやり取りをして、掲載に関するご相談をさせていただいていたのですが、担当者さんも会場にいらっしゃったので、気になっていた部分についてズバリ話を聞いてきました!
甲子園などの学生スポーツのオッズを提供されていると思うのですが、プロではない大会のオッズを提供することはライセンスの規約に抵触したりしないんでしょうか?
ライセンスとしては学生スポーツに抵触する可能性はないと思っています。念の為もう一度確認をしますね。ライセンス元に確認してできれば証明を取った上でお返事させていただきます。
スポーツベットのプロバイダーはどこですか?また、なぜそこを選んだんですか?
自分たちでオッズを柔軟に作れるかどうかでプロバイダーを選びました。その結果にウルトラプレイを選択しました。
例えば、甲子園のオッズは実際にコニベット側でオッズを設定して提供しています。
今後もユニークなオッズを出していきたいと思っています。
コニベットに限らず、学生スポーツのオッズ提供可否についてはここ最近ずっと気になっていたのですが、実際にライセンスの発行元に確認していただけるということで、どのような結果が出るか純粋に楽しみになってきました。
これで白黒はっきりすれば、ユーザーとしてももっと使いやすくなると思うんですよね。
Lilibet(リリベット)の担当者とミーティング
最近、日本にも進出してきたリリベットもブースを出していましたので、担当者の方とカントリーマネージャーさんとミーティングをしてきました。
リリベットは2019年にブランドが立ち上がり、日本に進出してきたのは2021年の4月です。日本の他には、ノルウェー、ブラジル、フィンランド、ポーランドなどでサービスを提供しているそうです。北欧の市場に強いみたいですね。
前に某漫画の絵がバナーに使われていて、大丈夫なのかな…と思っていたのですが。
本格的に日本を始めたのが2021年4月なんですが、それ以前にも日本語サイトはあったものの日本人が内部にいなかったために、そういったところもしっかりしていなかったのだと思います。
今はバナーも日本人が作っていますので、著作権に関わるようなことはもうないです。
何人くらい日本人はいるんですか?
現在は18人の日本人がいて、マーケティングを担当しているのが8人、サポートチームが10人います。
24時間365日のサポート体制が整っています。
カジノとスポーツではどちらに比重を置いているんですか?
現在はカジノがメインとなっているんですが、スポーツがあるからにはスポーツもやっていきたいと思っています。
現在はリリベットのスポーツ専用のTwitterアカウントもありますし、今後力を入れていきたい部分です。
また、数ヶ月前までは異なる決済方法でも入出金(例. エコペイズで入金して銀行送金で出金する)ができたそうなんですが、不正な利用が増えてしまったとのことで、現在は他と同じように入金、出金で同じ決済方法しか使えないようになっているそうです。一部の不正のせいで、便利なサービスが使えなくなってしまうのは悲しいですね…
リリベットは日本に進出したてということでしたが、日本人の数は圧倒的に多く、日本市場を大変重要視しているんだなと感じました。業界全体で日本人不足が叫ばれる中、つい1年前に日本に本格進出したのにもう20人近い日本人がいるなんてすごいことです!
プラットフォームが個人的には少し使いづらいかなというところはあるのですが、それだけ日本人が内部にいればサポートも安心だし、より日本に合わせたキャンペーンなども出てきそうなので今後に期待したいところです。
日本市場もどんどん大きくなっている
今回カンファレンスに参加して、改めて日本のブックメーカー市場が大きくなってきていることを実感しました!
ユーザーが増えて、日本に進出するブックメーカーはもちろん、ブックメーカーの中で働く人たちも日本人が増えてきていて、会場内のブースを見渡してもたくさんの場所で日本人同士のミーティングが行われていました。
早く日本でも制度が整って、ブックメーカーの楽しさがもっと一般にも広がっていくといいなと思います。
また余談ですが、コロナの影響で2年ぶりの開催となったわけですが、イギリス・ロンドンでは会場どころか街でもマスクをしている人は少なく、withコロナの時代を先取りしているような感覚でした。
最後に会場で撮影した写真で少しでも現地の雰囲気をお伝えできればと思います。
最終日の終わりにはPlayOJOのラッピングされたロンドン名物の2階建バスも登場しました。
最終日には日本のオンラインカジノ(@PlayOJO_JAPAN)の名前の入ったロンドンバスが会場に横付けされてました👀
日本語のバスが会場に来るのは初めてのことだとか😲オンカジは本当にすごいですね、日本市場の勢いを感じました、皆さんすごく頑張っておられるようでした🏃♀️#カンファレンスレポ pic.twitter.com/PIQ1Z4OkJT
— ブックメーカーズ – 日本最大スポーツベット総合情報サイト (@thebookmakersjp) April 15, 2022
ブックメーカー内部の海外オフィスでマーケティング担当として働いておりました。業界歴10年ほど
KYC、カスタマーサポート、アフィリエイト、クリエイティブ関連、セキュリティ部署との連携など一通りの業務を経験しております。
ここ5年ほど日々ユーザーさんとブックメーカーの橋渡し業務やライティングを行なっています。
得意分野はブックメーカーの規制、出金制限など、ブックメーカーの内部ルールに関わるところです。
より良い形でブックメーカーとスポーツベッティングの楽しさを広めるために日々ブックメーカーズでの業務に励んでおります。
人気のブックメーカー記事・コンテンツ
【当サイト厳選】おすすめブックメーカーランキング!
ブックメーカー歴10年以上のスタッフが実際に使って、比較して、本当におすすめできるブックメーカーを選んでいます。
【気軽に相談!】分からないこと・疑問点をなんでも質問しよう!
日本唯一のブックメーカー専門掲示板、3,000件超の悩み・トラブルを解決した運営があなたの質問を待ってます!お気軽にご相談ください。
【日本最大】スポーツ試合予想大会 〜月間投稿数3,000件超〜
現役ベッターのリアルなベット事情がわかると大人気!どれに賭けるか迷ったら、まずはチェックしてみよう!