ブックメーカーで賭けがキャンセルになった。勝利したベットのキャンセルが可能なら、胴元はやりたい放題なのでは?
更新:2023年10月19日
目次
ブックメーカー側のやりたい放題ができてしまうのでは?
ご質問ありがとうございます。
大切なお金を預けるブックメーカーですから、そのようなご心配になる気持ちはとても良く分かります。
ですがそちらのご心配はいらないのです!
これから順にその理由をご説明してまいります。
まずは基本ルール!オッズのつけ間違い、エラーが発生した場合のベットは基本的にキャンセル(返金)になります
これは世界中どのブックメーカーも設定しているルールであり、利用規約にも記載されています。
理由は色々あるのですが、一番大きいのは、どんなエラーも一律で返金という対応を統一しないと、トラブルの元になるということです。
具体的には以下の2点です。
①ブックメーカーの対応に一貫性のなさを感じてしまう(不信感に繋がる)
例えば、ユーザー側から見たら全く同じエラーでも、その発生原因は全く違ったりすることもしばしばあります。
その時に、発生原因によって、返金したり、そのままベットを有効のままにしたりすると、
「前はこういう対応だったのに、今回は何故違うんだろう?」
というユーザー側の不信感につながり、サイト全体のイメージダウンにつながってしまうのです。
②エラーを意図的に起こされる危険がある(不正行為の温床)
エラーが起こったのにも関わらず、その賭けを有効にしてしまうと、それを逆手に取って、ユーザーにエラーを意図的に作り出されてしまう危険性があります。
例えば、「残高は減ったのに、ベットIDが発行されない」というエラーが起こったとします。
そのエラーになったベットの勝利分を支払ってしまうと、それを見た別の人間が、そのエラーを意図的に作り出し、ブックメーカーから不正に勝利金の支払いを主張する、ということも考えられます。
ベットした瞬間にインターネット回線を切るなど、ブックメーカーのサーバーの処理が終わる前にオフラインになってしまえば、この状況は簡単に作り出すことができてしまうからです。
他にもオッズ間違いによる返金はご相談の多いキャンセル理由です。
これも、ブックメーカー側のミスの場合もあれば、インターネット回線の関係で反映が遅れた、ということも考えられるのです。
これらの理由から、エラーが発生した際は、勝敗に関わらず返金対応となります。
ポイント
システムエラーなどによるベットのキャンセルに関わる仲介のご依頼も当サイトにいただくことがございます。
インターネットを介して利用するブックメーカーではエラーや回線の切断、遅延が発生する可能性は十分に考えられ、利用規約にも記載されています。また上記の理由からも仲介することは難しいです。
では逆に、ブックメーカーのミスでユーザーが得をすることはあるの?
はい、これもあります。
実際に、ブックメーカー側のミスで、負けたはずのベット賞金が振り込まれた、という情報はいくつも寄せられています。
ベット履歴は自分でしっかりと確かめるようにしてください!
ブチギレといてあれですが、5月にブック側のミスでクソ儲かったのは私ですwカジ旅じゃないですけどね!簡単に言うと野球で7回表5-0で勝ってるのに、ブックではまだ試合前になっててオールインしたような感じっす。 https://t.co/JSORhtaKqY
— hira@be (@hirabe10) July 12, 2021
優しい優しいベッターさんから情報頂きました😊🙏
ブックメーカー側のミスで勝ったはずのベットが負けになっている、という相談が多いので、ブックが不正してるのではないかと思われがちですが…
逆に負けを勝ちにしてしまってることも、あるあるなんです…
ザブックに相談が来ないだけですね😂 pic.twitter.com/4LAFdJZZMG
— ザ・ブックメーカーズ – 日本最大ブックメーカー総合情報サイト (@thebookmakersjp) July 13, 2021
ブックメーカーは自由にベットキャンセルすることができるの?
いいえ、できません。
これは何故かといえば、ベットを管理しているのはブックメーカーではないからです。
実は、私たちの知っているブックメーカーは、業界ではオペレーターと呼ばれていています。
そして、ブックメーカーにそのシステムを提供している会社は、プロバイダーと呼ばれています。
オッズを決めているのは、プロバイダーと言われる、データ提供会社です。
身近な例に例えるならば、ブックメーカーはコンビニの店舗、システム提供会社はコンビニ本社企業といったところでしょうか。
「ベットが成立しなかった!」とブックメーカーに言うのは、コンビニの雇われ店長に「この商品は欠陥品だ!」と言っているようなものなのです。
ブックメーカー側ではオッズの操作やベットのキャンセルなどを自由に行うことはできないのです。
※控除率だけは(ライセンスで許可された範囲内で)コントロールすることができます。
ブックメーカー側の実際のベット管理画面、オッズ自体の操作はできず控除率のみ変更可能
どのブックメーカーがどのシステム(プロバイダー)を使っているの?
ブックメーカーの数は数千とも言われていますが、プロバイダーの数もとても多いです。
当サイトも毎年参加しているブックメーカー・カジノの国際展示会では約200のプロバイダーがブースを作り、自社製品を宣伝しています。
実際にわたしが訪問したプロバイダーのブースです
価格が安くてスポーツ種類の少ないプロバイダーから、高機能高品質高価格のプロバイダーまで様々です。
当サイトで紹介しているブックメーカーとそのプロバイダーをご紹介します。
ブックメーカー、プロバイダーは、それぞれ個別でライセンスを取得する必要があり、不正をしていないか、厳しく見張られています。
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